会社案内 – 株式会社ARCS

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会社紹介

1984年、様々な私立高校の教員、また塾講師の経験を持つ管野淳一(現弊社会長)が、「目先の点数にとらわれない学力を育てる」を理念として、千葉県の東葛地域に小さな学習塾を開きました。

「受験戦争」の言葉通り熾烈化の一途をたどっていた受験業界において、「点を取るためのテクニックを伝授する」ことが塾の機能だと信じられていた当時、この塾の掲げる理念は異端そのものでした。本当の意味での思考力・表現力を育てるためには、国の教育方針にがんじがらめにされている公教育機関よりも、国から独立して自由に動くことが出来る民間教育機関の方がよい。そんな発想から始めた塾ですから、名前が「塾」とついているだけで、他の塾とは全く異質の存在だったと言えるでしょう。

学習塾クセジュ。

クセジュ(Que-sais je?)と言う名前は、フランスの思想家モンティーニュの箴言からとられました。意味は「私は何を知っているだろうか?」。○○進学塾、○○進学会といった古色蒼然とした名前がほとんどだった1984年、クセジュはその理念とともに名前も極めて珍しいカタカナだったのです。

ひっそりとスタートした塾クセジュは、その後の36年間で大きな飛躍を遂げます。元々受験合格を目的として作られた塾ではありませんでしたが、「結果として」生徒が受かるのです。東大・京大を初めとした最難関国公立大学、開成・筑波大付属・慶應女子などの最難関私立高校、さらに県最難関公立高校の一つである東葛高校への圧倒的な進学実績から、地域において最もレベルの高い学習塾として知られるようになりました。

2014年、管野は60才になったのを期にクセジュを定年退社することを決めます。その際に彼が思い描いたのは、これまで数十年にわたって培ってきた様々な生徒指導・保護者対応・組織運営のノウハウをクセジュという塾の内部だけではなく、広く外の世界に提供し、地域貢献を果たすという夢でした。そこで彼は、当時塾クセジュでカリキュラム全体の作成責任者・高校部総責任者を務めていた庄本廉太郎(現弊社代表)とともに新しい会社を設立しました。それが弊社、株式会社アークス(教育研究所ARCS)です。

教育研究所ARCSはその設立当初より「地域の教育力向上」を社是として様々な活動を行ってきました。中学生・高校生の子を持つ保護者に対しての子育て講演会、受験情報講演会や、地方自治体(柏市)の教育改革アドバイザーとしての活動など、創業の地である千葉県東葛地域の教育力向上を目指して現在も活動しています。これらの活動を通して認知度が高まった結果、現在では我々の提言がメディア(読売新聞、週刊朝日等の教育特集)でも取り上げられ、ユニークな教育論が注目を浴びるようになりました。

さらに、弊社はこのような一般向けの活動と並行して、様々な私立高校へのコンサルティングや学内塾運営も行っています。現在、千葉県柏市にある日本体育大学柏高等学校においては学校改革の包括的なコンサルティングと学内塾運営、東京都大田区の日本体育大学荏原高等学校においては学内塾運営を行っていますが、それ以外にも契約上校名非公開ながら数校、学校改革のお手伝いをしてきました。

弊社は長い間、「外から」学校を見て、学校と関わってきました。長い塾運営の経験上、様々な中学・高校の管理職の先生方とも交流を重ねています。その結果、学校の持つ利点と欠点、喫緊の課題について理解すると同時に、我々が積み重ねてきたノウハウの一端がそれらの問題解決の一助となることを確信しています。 そして、学校がより良くなり、より強靱になることこそが、子供達の利益を最大化する最短の道であることも確信しています。

これからも弊社は新しい教育の形、学校の形を発信すると同時に、その具現化を追求していきます。