高校一年生と同内容のものを掲載しています。

法学・政治学・経済学系統

法学系

  • 近年人気復活が著しい分野
  • 一般のイメージに反して法律をひたすら暗記するわけではない
  • 英語を使った職業に就きたい場合、国際法系統のある法学系を選ぶのも一手

政治学系

  • 法学部に法学系と並んで設置される
  • 法学系よりも不人気なため、若干入試難易度が低い場合も
  • 人を統治するシステムについて学ぶため、経営学に興味がある生徒が候補に挙げても良い

経済学系

  • 経済の「システム」について学ぶ
  • 人の活動を抽象化し、モデルを構築する
  • 数学を超多用
  • 数学が入試科目にない学部の場合、入学後に地獄を見る可能性大
  • 世界の多くの地域では理系に分類されている

経営学・商学・会計学系統

経営学系

  • 経済学の理論も学ぶが、リーダーシップ論や組織論など、より「顔の見える」個別的内容も扱う
  • 具体的な企業を分析するなど、「今の世界」を学んでいる感覚が強い
  • 経済理論抜きで組織論などを学びたい場合、政治学系も視野に
  • 数学を多用

商学系

  • 旧来は理論特化の経済学とこの商学しか学部がなかったが、現在は分野毎に細分化され経営学、会計学が独立した学科として立てられているところが多い
  • 経済学と経営学、会計学の3つを全部そこそこ扱う
  • 経営学と比して、会計などの資格につながる実務を学ぶ割合が高い
  • 数学を多用

会計学系

  • 経理実務に関する内容に特化
  • 数学を多用

文学・社会学・心理学系統

文学系

  • 文学部の一般的なイメージに最も近い系統
  • 日本を含む様々な国々の文学作品を扱うため、外国語好きは必ず検討したい
  • 使われている言語よりも書かれている内容を研究する比重が大きい
  • 哲学系の一部がここに分類されていることがある

社会学系

  • 人間の社会活動を、法律・経済“以外”の切り口で学ぶ学問群
  • 研究テーマが非常に幅広く、漫画やアニメ、ポップミュージックなどサブカルチャーの研究もこの系統に入る
  • SNS(ツイッター、インスタグラムなど)の分析などもこの分野に入る
  • 統計を多用するため数学の知識が必要

心理学系

  • 医学に近い理系的な内容と、社会学・哲学に近い文系的な内容が混在しているため、お目当ての学部にどちらの色が強いか確認する必要あり
  • 理系色が強い場合、理系知識(数学・理科)がある程度求められる
  • 臨床心理士の資格を取る場合、大学院に進学する必要あり

教育学・地理学・歴史学系統

教育学

  • 教育理論そのものを扱うところと、教科(英・数・国のような)内容について扱うところがある。後者の場合、英語学科、数学科、国文学科などと併願するとよい
  • 理論系の場合、歴史学や哲学、倫理学と隣接している

地理学

  • 文系設定学科の場合文系地理色が強いものの、理系地学の基礎知識も必要となる
  • 地名の由来など、歴史伝承にまつわる内容も包含しているので、地方の歴史(民俗史)に興味がある生徒の場合選択肢に入れてもよい

歴史学

  • 東洋史・西洋史・日本史に大きく分かれる
  • 大学の史学は高校までと異なり、一部の地域の一部の時代のみを専門として学ぶため、「歴史の大きな流れ」や「歴史上の人物」に興味がある場合文学系の方が近い場合もある
  • 資料読解のために語学習得が必須(日本史の場合古文・漢文)

文化・国際・宗教系統

文化系

  • 世界各地域の文化を考察するのがメイン
  • 研究対象においては地理学や歴史学と隣接し、研究手法においては社会学と隣接している
  • いくつかの地域の文化を並べて比較する比較文化学や、各地域の文化を言語から考察する言語文化学などもある。言語文化学については外国語学と隣接

国際系

  • 文化系の中でも外国語習得と使用に重きをおいた系統
  • 外国語学部がない大学の場合、外国語学もこの系統の中に入る
  • 「英語を学びたい・使いたい」と考えている生徒の第一志望になる

宗教系

  • キリスト教の司祭や牧師育成、仏教の僧侶育成、神道の神主育成がメイン
  • 稀に、純粋な学問としてキリスト教や仏教、イスラム教などを学ぶ学部も存在する。その場合には歴史学や文学と隣接領域となる

芸術系・情報系・哲学系

芸術系

  • 制作者としてではなく研究者として各種芸術の具体的内容を学ぶ系統
  • 美学と呼ばれる「芸術とはなにか、美とはなにか」を考察する学問がここに入る場合もあるが、多くは文学系か哲学系に入っている
  • 演劇系に興味がある場合、演技そのものはこちら。台本は文学部
  • アニメ・漫画などサブカルチャー系の研究(社会的な影響ではなく作品自体の考察)もここに入る

情報系

  • 難関大学においては文系での設置は少ない(ほぼ理系領域)
  • 文系で設置される場合、社会学系統の中の特にIT技術を含んだものを扱う場合が多い
  • IT系の高度な技術職に進みたい場合、理系選択が無難
  • 図書館情報学もこの系統に入る

哲学系

  • 哲学と倫理学、西洋哲学と東洋哲学に大きく分かれる
  • 倫理学では「自由」「平等」「公正」など、現代社会の最重要概念を学ぶが、これらは法学・政治学の基本概念でもあるため、学問内容も隣接している
  • 哲学・倫理学ともに数学的思考が非常に重要となるため、数学嫌いで進むと地獄を見る可能性あり

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